東京大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。博士(理学)。
中学生のころ、NASAの火星探査機バイキングが撮影した火星表面の写真に魅了され、惑星に強い興味を抱くようになったことをきっかけに、惑星科学の道を志しました。大学院では、天体衝突による化学生成物に関する実験的研究を行いました。
PERCでは、それまで培ってきた実験手法や経験を生かし、惑星探査機に搭載する科学機器の開発や、それに必要となる基礎実験に取り組んでいます。2014年に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された分離型小型カメラ「DCAM3」の開発に参加しました。また、2028年度に打ち上げ予定で、Phaethonほかの小惑星のフライバイ観測を行う探査機「DESTINY⁺」に搭載される、小惑星追尾望遠モノクロカメラ「TCAP」とマルチバンドカメラ「MCAP」のPI(主任研究者)を務めています。
趣味はサッカー。以前は自身でもプレーしていましたが、関節リウマチを発症したため、現在は観戦専門です。
関連プロジェクト:
望遠カメラTCAP・マルチバンドカメラMCAP/DESTINY+
DCAM3/はやぶさ2
ガニメデ・レーザ高度計(GALA)/JUICE
Biopause(成層圏微生物採集実験)
LIBSプロジェクト、ほか