研究施設・設備Facility and Equipment

研究施設・設備

火星環境模擬チャンバー

火星表層環境を模擬する装置です。1mほどの大きさの真空チャンバーで、火星大気と同じ温度(最低でマイナス120℃)、圧力(約1/100気圧)、大気の化学組成(二酸化炭素が主成分)を再現できます。火星着陸探査に使用される観測機器の試験などを行うことができます。

地球外物質分析室

太陽系の起源と進化の解明を目指し、各種分析装置や実験機器を用いて、多角的手法と多様な空間スケールでアポロの月試料や隕石をはじめとした地球外物質の岩石組織、鉱物分布や組成の分析を行います。

衛星運用室

衛星軌道計算、アンテナによる衛星のトラッキング、衛星通信のためのコマンド生成/テレメトリ復調など、一連の衛星運用を実施する部屋です。

衛星通信用アンテナ

私達が開発する衛星は、千葉工業大学が構内に所有する衛星通信用アンテナを用いて独自に運用されます。本学の衛星通信用アンテナは、衛星にコマンドをアップリンクするクロスダイポールアンテナ(UHF帯)と衛星からのテレメトリデータを受信する口径2mパラボラアンテナ(S帯)から構成されます。高度100mの1号館屋上に設置することで、都市部にありながら電波障害の少ない良好な衛星通信環境を実現しました。PERC超小型衛星プロジェクト初号機のS-CUBEを含め、多くの衛星の運用実績を有しています。

アストロバイオ・ラボ

微生物を用いた基本的な実験及び形態学的観測を行っています。また、クリーンな環境での精密備品の洗浄・滅菌設備なども設置されています。

形態観測及びDNA/RNA染色に用いられる ニコン社製蛍光顕微鏡

惑星探査技術開発室

宇宙機に搭載する機器を開発するために必要な測定装置や試験装置を揃えています。基礎実験や較正試験、さらにフライト品の組み立て作業などを行うことができます。

小型燃焼実験室

惑星探査用カメラ開発室

計算機室

PERCには各種サーバのほかに,数値計算に利用できるように並列化された計算機が複数あります。また、大量のデータを保存するための大規模ストレージも備えています。