ISS流星観測プロジェクト「METEOR」Project

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概要

PERCが2012年より開発を進めてきた国際宇宙ステーション(ISS)からの流星観測プロジェクトが、2014年10月、2015年6月の二度の打ち上げロケットの事故を経て、2016年3月に無事にISSに届けられ、2016年7月より観測を開始しました。

本プロジェクトは宇宙から流星を長期観測するという世界初の試みであり、ISSの米国実験棟「デスティニー」内の観測用ラックに超高感度CMOSカラーハイビジョンカメラを設置し、観測窓越しに2年半の間流星観測を行いました。最初の一年間は、流星の光の明るさを測定する測光観測を行い、続く一年間は、流星の色を測定する分光観測を行い、流星の元となる塵(ダスト)の化学組成を調べました。

観測は2019年3月に完了し、2019年6月にSpace-X社のドラゴン輸送船で観測装置と全観測データが地球に帰還しました。現在、解析を進めているところです。

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ギャラリー

担当研究員:荒井 朋子 (アライ トモコ)
千葉工業大学 惑星探査研究センター 所長(主席研究員)
TEL/FAX: 047-478-0320 / 047-478-0372