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千葉工業大学学長・惑星探査研究センター所長 松井孝典 逝去のお知らせ

千葉工業大学学長・惑星探査研究センター所長 松井孝典は、前立腺がんのため、2023年3月22日午後9時53分に逝去いたしました。

なお、葬儀は密葬にて近親者のみで執り行われます。

ここに生前の皆様のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

後日、「お別れの会」を予定しておりますが、詳細が決まり次第、お知らせいたします。

参 考

氏  名:松井 孝典(まつい たかふみ)
生年月日:1946年3月7日(満77歳)

〈略歴〉
静岡県生まれ。理学博士。東京大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。専門は地球物理学、比較惑星学、アストロバイオロジー。
NASA 客員研究員、マサチューセッツ工科大学及びミシガン大学招聘科学者、マックスプランク化学研究所 客員教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授(理学系大学院教授兼担)を経て東京大学名誉教授。2009年4月より千葉工業大学惑星探査研究センター所長、2016年より学校法人千葉工業大学常務理事。
2019年より地球学研究センター所長、2020年6月より千葉工業大学第13代学長。
2012年発足した政府の宇宙政策委員会委員(委員長代理)、静岡文化芸術大学理事、2018年3月から岐阜かかみがはら航空宇宙博物館館長兼理事長、そのほかにも各種財団の理事、評議員など多数。1986年、学術誌『ネイチャー』に海の誕生を解明した「水惑星の理論」を発表し、世界の地球科学者から注目を集めた。日本の惑星科学の第一人者。NHKの科学番組『地球大紀行』の制作に関わり、企画段階から参加した。学際的な活動は近年、製鉄の人類史に宇宙分野の分析技術を応用し成果を上げている。1988年、日本気象学会から大気・海洋の起源に関する新理論の提唱に対し「堀内賞」、2007年、著書『地球システムの崩壊』(新潮選書)で、第61回毎日出版文化賞(自然科学部門)を受賞。このほかにも『地球進化論』『地球倫理へ』『宇宙人としての生き方』『われ関わる故にわれ在り』『文明は見えない世界がつくる』『138億年の人生論』など著書多数。

以上