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黒澤上席研究員のチームが衝突蒸気雲の気相化学分析手法を開発―二段式軽ガス衝撃銃の50年来の弱点を克服―

千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)の黒澤 耕介 上席研究員を中心とする研究チームは、衝突現象で発生するガスを正確に調べるための実験手法を開発しました。新たに開発された実験手法を用いた研究から、原始地球での大気や海の形成や火星での天体衝突による物質循環など、太陽系内天体の環境変動の原因解明が進むと期待されます。

本研究成果は、2019年7月4日付の米国地球惑星科学専門誌 Geophysical Research Letters電子版に掲載されました。
ポイント

  • 太陽系の岩石天体同士の衝突速度は秒速数km以上。このような高速度天体衝突時には揮発性成分を含む岩石からの「衝突脱ガス」が起こると予測されてきた。
  • 二段式軽ガス衝撃銃は衝突現象を調べるための理想的な加速器であるが、飛翔体加速時に発生する化学汚染ガスによって衝突脱ガス現象を調べることはできなかった。
  • 化学汚染ガスを遮断しつつ、衝突発生ガスをその場で化学分析する新手法「2バルブ法」を開発。
  • 火星で実際に発見されている岩塩、二水石膏を用いた衝突実験を実施。火星への典型的な天体衝突時にこれらの鉱物から脱ガスが起こることを実証。衝突化学研究への扉を開くことに成功した。

詳細につきましては、プレスリリースをご参照ください。