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菅義偉前首相がPERCを視察されました

去る11月30日、菅義偉前首相が本学の新型コロナウイルス感染症対策並びにコロナワクチン職域接種、インフルエンザワクチン接種実施の様子を視察するために来学された際、PERCにもお越し頂きました。

限られた時間の中でしたが、現在PERCで進めているプロジェクトのうち二つの小惑星探査計画、DESTINY+MMXをメインにパネルを使って紹介させていただきました(写真1)。特にMMXは菅政権時に正式なミッションとして承認されたプロジェクトで、松井学長から菅前首相に対してお礼が述べられました。火星の衛星フォボスからサンプルリターンを行うMMXについての説明では、同じくサンプルリターンミッションだった「はやぶさ2」を思い浮かべられたご様子でした。

写真1.松井学長からMMXミッションの説明を受ける菅義偉前首相

DESTINY+については、 搭載されるダストアナライザ(DDA)の模型を前に、ダストアナライザの機能やDESTINY+で行うダスト観測について説明をいたしました(写真2)。 はやぶさ2やMMXとは違い、 地球にサンプルを持ち帰らないという点に「サンプルを地球には持ち帰らず、データだけを地球に送る方法もあるんですね。」と驚いたご様子でした。また、DESTINY+が目指す小惑星Phaethonは、はやぶさ2が探査をした小惑星リュウグウに比べ、直径が約6倍と大きく、形状はリュウグウに似たそろばんの駒形であることを模型で解説いたしました(写真3)。

写真2.DDAの模型(実寸大)を使って説明する小林主席研究員

写真3.小惑星Phaethonの模型(28,500分の1)を使って説明する荒井主席研究員

今回、菅前首相にお見せしたDDAの模型や小惑星Phaethonの模型は、現在は千葉工大スカイツリータウンキャンパスのエリア2にて展示しています。ご興味ある方は、足を運んでみてください。

文責:荒井朋子、小林正規