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小天体とダストに関する国際シンポジウムを主催しました

皆さん、こんにちは。

惑星探査研究センターは2月12日から14日の3日間、千葉工業大学 東京スカイツリーキャンパスにて、国際シンポジウム“PERC International Symposium on Dust & Parent Bodies 2019″(ダストと母天体に関する国際シンポジウム2019)を主催しました。

昨年に引き続き開催されましたこのシンポジウムでは、ふたご座流星群の母天体である小惑星Phaethon、およびその分裂天体である小惑星2005UDの最新観測結果などが報告されました。

また、今回は「太陽加熱」に焦点を当て、望遠鏡観測、計算機シミュレーション、隕石分析, 加熱実験など様々な研究手法により明らかになってきた「太陽加熱」が太陽系小天体の物質や軌道に与える影響と効果について議論しました。

現在、惑星探査研究センターはJAXAと共同で「深宇宙探査技術実証機 DESTINY⁺」計画の検討を進めており、その探査天体候補として、地球へダストをもたらしている小惑星3200 Phaethonのフライバイ探査を予定しています。

この探査計画が成功すれば、非常に多くの科学的成果が得られるということで、
様々な研究者からDESTINY+探査に期待を寄せる声が聞かれました。

シンポジウムには国内外から約50人の研究者が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。
(洪)

会場内での集合写真 その他の写真はこちらから