CMOSカメラを使った掩蔽観測勉強会&交流会報告
3月23日から24日に、滋賀県多賀町にあるダイニックアストロパーク天究館において、
IOTA/EA後援の「CMOSカメラを使った掩蔽観測学習会&交流会」を開催しました。
全国各地から21名の方が集まっていただき、ネット参加者の9名を含む計30名の皆さ
んが、小惑星による掩蔽観測の予報から観測計画、観測後の解析や報告方法について、
学習を深めてもらいました。
中でも解析ソフトLimovieによる解析方法やGPSによる LED発光による時刻補正など
について、開発者の宮下さんから詳しい解説をしていただきました。
現地では、勉強会に続き天究館による観望会を予定していましたが、曇り空で施設見
学のみとなりました。
天究館の主砲60cm反射赤道儀、館長の杉江さんが122個の小惑星を発見した25cmシ
ュミットカメラ望遠鏡、反射鏡研磨の名人である木辺成麿さんが、ご自宅である滋賀
県野洲町の錦織寺で観測をされていた31cm反射望遠鏡(もちろん貴重な木辺鏡)な
ど、歴史ある望遠鏡に直接触れることができ、感動の声があがりました。
観望会の後には、会場が予報中央付近となる(936)Kunigundeによる掩蔽予報が出て
いて、県内各地に移動しての実践観測も計画しましたが、その頃には雨となり、観測
は諦めることになりました。
その分、夜の交流会は大いに盛り上がり、普段は会うことがない観測仲間との交流は、
深夜過ぎまで続きました。
2日目についても、解析理論や解析方法などについて、参加者持参のパソコンでひと
つひとつ動作を確認しながら、更に学習を深めていただきました。
文責 山村秀人(IOTA/EA,JOIN,NPO花山星空ネットワーク)
世話人 : 山村秀人、井田三良、加瀬部久司
Information
Photos
- Study session 1 / 学習会1
- Study session 2 / 学習会2
- 31cm reflector by Kibe Mirror / 31cm反射望遠鏡(木辺鏡)
- 60cm reflector equator / 60cm 反射赤道儀
- Facility Tour / 施設見学
- Dinner party / 夕食会
Materials / 資料
This Workshop is Supported by IOTA/EA