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メテオ再打ち上げに向け準備着々

昨年10月28日、アンタレスロケットの打ち上げ失敗により、一瞬にして消えてしまったメテオカメラ。あれから早4ヶ月。今年6月のファルコンロケットによる再打ち上げに向け、予備機の打ち上げ準備を着々と進めてきました。そしていよいよ今週、メテオ2号機を米国に輸送します。
まさか一年で同じ作業を二回も繰り返すとは思いもしませんでした。今回は、前回必死で駆け抜けた作業工程を少し落ち着いて進めることができました。ハードウェア、ソフトウェア共に改善の余地が見えてきて、より確実な観測ができるメテオカメラに仕上がっています。写真一枚目は、メテオ運用室にて、最新版ソフトウェアのよる観測模擬試験をしている山田さん。

先週土曜日は、大学構内で行われた習志野市国際交流協会主催の文化講演会で講演しました。この会は二部構成で、私の講演に続き、ウィスキーのカリスマブレンダー輿水誠一氏がウィスキーの製造について講演されました。ウィスキー製造には、仕込み→発酵→蒸留→熟成というステップがあり、10年近くかかるとのこと。惑星探査も計画→開発→運用→データ解析という一連の流れに同等の年月がかかるなぁと勝手にシンパシーを感じていました。写真二枚目は講演会での筆者。

荒井朋子