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衛星構体フライトモデルの組立会

先日、超小型衛星S-CUBEの構体(衛星のボディのこと)フライトモデルの組立会を実施しました。フライトモデルとは、実際に宇宙に行くモデルのことです。組立会は、構体部品が設計通り製作されているかを検証するために行います。 

衛星の部品に何らかの塵や汚れが付着していると、衛星の機能に悪い影響が生じる可能性があるため、フライトモデルは極力クリーンな環境に保持しておく必要があります。そのため、組立会もクリーンブースの中で行います。寸法の確認、物理的に組立てできるのか、具体的には部品同士や搭載基板が干渉しないのか、そもそもネジ締めのためのドライバーがやレンチが入るのか、や総重量や重心が要求通りなのかなどを1個々検証するので非常に時間がかかります。丸一日かけて…

完成しました!最終的には表面に太陽電池セルを貼ることで、さらに衛星らしい見た目になると思います。来年度中の打上げに向けて順調に開発は進んでいます!
石丸 亮