10/10(金)学生製造の超小型衛星4号機『BOTAN』が
国際宇宙ステーション(ISS)から放出されました
高度技術者を育成するための本学プログラムにおいて、学生(現4年生)により製造された超小型衛星4号機『BOTAN』が、2025年10月10日に国際宇宙ステーション(ISS)から放出されました。

ISSからの放出パブリックビューイングの様子
『BOTAN』は、衛星基本機能の宇宙空間での動作確認とともに、撮影した画像1枚を地球上で画像に復元することをミニマムサクセスレベル(最低成功条件)として設定しています。それ以外にも、オーロラの観測と太陽フレアの影響の調査、アメリカ・サウスダコタ州のトウモロコシの生育状況の調査、海底火山噴火時の軽石の調査、ジャイロセンサを用いた衛星姿勢情報の収集、APRS(※1)による一般アマチュア無線家へのメッセージ送受信にも挑戦します。また、出光興産株式会社との共同ミッションとして、新しい衛星用太陽電池セル(CIGS太陽電池セル※2)の宇宙実証も行います。
(※1)APRS
Automatic Position Reporting Systemの略であり、アマチュア無線局がアマチュア無線電波上に生データをリアルタイムに配信するパケット通信プロトコルです。
(※2)CIGS太陽電池セル
Cu(銅)、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Se(セレン)の頭文字をとった、出光興産株式会社で開発中の太陽電池セルです。

「BOTAN」を製造した高度技術者育成プログラム4期生(現:学部4年生)

高度技術者育成プログラム4号機『BOTAN』

©Takahashi Etsuko 2024(高度技術者育成プログラム2期生)