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東京スカイツリータウンキャンパスで「楽しんだもんがち宇宙展」開催!

2025年8月1日から11日まで、東京スカイツリータウンキャンパスにて「楽しんだもんがち宇宙展」~太陽ホールディングス主催/千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)共催~を開催しました。夏休み中ということもあり、親子連れをはじめとして延べ8,000人の方にお越しいただきました!
イベントではPERCと宇宙・半導体工学科が監修した宇宙を旅するVR体験やワークショップなど、子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムを用意。
「宇宙をもっと知ろう!」コーナーでは、PERCのミッションをわかりやすく紹介するパネルや、「プラネタリーディフェンス(地球防衛)」についてクイズ形式で楽しく学べるパネルも設置しました。なんと、毎日通ってくれてパネルの内容を覚えてしまったというお子さんも!嬉しい限りです。

PERCミッションの紹介とプラネタリーディフェンスのクイズコーナー
8月2日からは、2026年度打上げ予定の、JAXAの火星衛星探査計画『MMX』探査機1/2サイズ模型の特別展示を行いました。
1/2でもとにかく大迫力!!前日、フロアに模型を搬入する際は“無事入るだろうか…”と関係者一同ドキドキでした。
フロアの広さが無い分、日本一近くで模型を見る事が出来る会場だったに違いない!?そして、同じフロアには常設展示で小惑星探査機『はやぶさ2』実物大模型もあり、2つを同時に見られる貴重な機会となりました。

1/2でも天井に届くほど大きいMMX模型!!
さらに、8月6日から8日にはPERC研究員による『MMX』生解説イベントを実施。
初日の6日は『MMX』着陸地点選定ワーキングチームの責任者である和田浩二副所長・主席研究員が担当しました。模型を使ってミッション機器一つひとつを説明(望遠カメラ『TENGOO』や広角分光カメラ『OROCHI』の名前の由来や可愛さに、子どもたちも大喜びでした)。また着地地点をどうやって決めるかという苦労話には参加者も聞き入っていました。

和田研究員による生解説
2日目の7日は、『MMX』レーザ高度計『LIDAR』開発責任者の千秋博紀副所長・主席研究員が担当。『LIDAR』の精度の高さには驚きの声が上がり、メカ好きの方からの「車のそれとどう違うのか」等々、終了後も長~い時間にわたり質問が絶えませんでした。
そして、千秋研究員提供による本物のミッションジャケットを着ての写真撮影が大好評!千秋研究員とツーショットを撮りたい、という参加者もいらっしゃいました。

2日目は千秋研究員が担当

ツーショット撮影の要望も!
生解説最終日の担当は『MMX』ダストカウンター『CMDM』開発責任者の小林正規副所長・主席研究員でした。この日も朝から大勢の方がオープンを待っていてくれました。この日は“火星にもリングがある?!”という大注目のお話が。それの証明をめざす装置であるダストカウンター『CMDM』について詳しく説明しました。
参加者の中になつかしい顔が…JAXAに勤務する卒業生も話を聞きに来てくれていました。

解説をする小林研究員
各回とも多くの方が参加してくださり、「日本がこんなプロジェクトを進めていることも知らなかったので、研究者から直接聞けて理解が深まった」「来年の打ち上げを楽しみにしている」といった声が寄せられました。
暑い夏に負けないぐらいにアツかった宇宙展!たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
(広報担当:下山)