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機械電子創成工学科教授

趙 孟佑Mengu CHO

大阪府出身

マサチューセッツ工科大学博士課程終了。Ph.D.

1992年神戸大学、1995年国際宇宙大学(フランス)にて助手として勤務したあと、1996年に九州工業大学に着任しました。

本来の研究テーマは宇宙システムと宇宙環境の相互作用でしたが、2010年頃から超小型衛星に研究テーマがシフトしてきました。

宇宙業界(Space Sector)は、長らく政府や大企業が主導する閉鎖的な環境でしたが、超小型衛星等に代表されるNew Spaceと呼ばれるプレイヤーの登場により急拡大しつつあります。

超小型衛星は、従来とは異なるリスク許容型の開発・管理手法を用いて、ユーザーやステークホルダに衛星のもたらす価値を安く早く提供するもので、これまでの衛星にはできなかった革新的な宇宙利用を可能にします。

また、超小型衛星は今までに宇宙と関わりのなかった人たちが宇宙参入をする上での恰好の入り口でもあり、宇宙業界の多様化に大きく貢献することが期待されています。

2021年度から始まった高度技術者育成プログラムに嘱託主席研究員として関与しながら、衛星を開発する学生達の指導にあたってきました。

高度技術者育成プログラムの目的は、超小型衛星プロジェクトといった実践的な宇宙工学教育を通じて、高品質な衛星の設計・製造・運用を支える「高度技術者」を急拡大する宇宙業界に提供することにあります。

2024年度から、九州工業大学とのクロスアポイントメントにより、千葉工業大学工学部教授として着任しました。今後は、高度技術者育成プログラムと学部・大学院の教育との連携を進めていきたいと思います。