東京スカイツリータウンキャンパスにて火星衛星探査計画『MMX』1/2サイズ模型特別展示!
研究員による生解説も!
~「楽しんだもんがち宇宙展」supported by 太陽ホールディングスにて~

クレジット:JAXA
千葉工業大学惑星探査研究センター(以下、PERC)は、東京スカイツリータウン®キャンパスにて8月1日(金)~8月11日(月・祝)の11日間、太陽ホールディングス株式会社との共催で「楽しんだもんがち宇宙展」を開催します。宇宙を旅するVR体験やワークショップ、PERCの宇宙研究や探査についての展示など、宇宙や化学を楽しく学べるイベントです。
期間中、8月2日(土)~、火星衛星探査計画『MMX』探査機1/2模型の特別展示を行います。また、機器開発やサイエンスを主導するPERC研究員による生解説イベントも実施します。
火星衛星探査計画『MMX』探査機1/2サイズ模型 特別展示
- 日時:2025年8月2日(土)~8月11日(月・祝)10:30~18:00
- 場所:千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス(東京ソラマチ®8階) エリアⅡ 惑星探査エリア
- 入場料:無料
MMX はJAXAが中心となって遂行する火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration)の略称で、2026年の打ち上げ予定です。火星の衛星であるPhobosとDeimosの起源を明らかにし、火星圏および地球型惑星の形成進化の謎を解明することを目的として、世界で初めてPhobosから試料採取し地球に持ち帰ること(サンプルリターン)を目指します。
PERCでは、MMXのサイエンスを推進する主要メンバーとして、また二つのMMX搭載観測機器の開発を主導するなど、様々な形でMMXに参画しています。
※「MMX」1/2模型は、株式会社ギガスター代表の間瀬康文氏による制作です。
『MMX』生解説!
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日時:8月6日(水)・8月7日(木)・8月8日(金)
いずれも11:00~11:30/13:00~13:30/15:00~15:30(1日3回)
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参加方法:申込不要、当日参加可能、無料
解説者
◎8月6日(水)11:00~11:30/13:00~13:30/15:00~15:30
和田浩二
千葉工業大学惑星探査研究センター副所長・主席研究員/『MMX』着陸地点選定ワーキングチーム責任者
MMXの着陸地点を決める!
『着陸地点選定ワーキングチーム』
MMXは火星の衛星フォボスのどこに着陸して試料採取すれば良いのでしょうか?この重要課題を検討するために着陸地点選定ワーキングチームが結成され、打ち上げ前から活動しています。
Koji WADA
和歌山県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(理学)。天体衝突現象を中心に惑星科学の理論的研究、主に数値シミュレーションを駆使した研究を行う。PERCでは惑星科学の理論的研究に取り組むとともに、『はやぶさ2』衝突装置をはじめとした様々な探査ミッションに参画。

◎8月7日(木)11:00~11:30/13:00~13:30/15:00~15:30
千秋 博紀
千葉工業大学惑星探査研究センター副所長・主席研究員/『MMX』レーザ高度計(LIDAR)開発責任者
正確に高度を測り続ける!
『レーザ高度計(LIDAR) 』
LIDAR は、探査機と天体の間の距離を正確に測ります。100km 離れていても 1-2m の精度で距離を測ることができるため、天体表面の地形も見逃しません。探査機の軌道のわずかな変化から天体の重さや密度分布を求めます。
Hiroki SENSHU
北海道生まれ。東京大学にて博士号(理学)を取得。専門は惑星科学。主に数値計算を駆使し、天体内部や表層環境の進化を研究。『はやぶさ2』では、レーザ高度計、熱赤外カメラ、近赤外分光計などのチームメンバーとして、データの初期解析や取得データを予測するための数値計算を担当。近年は、二重小惑星探査計画『Hera』の熱赤外カメラも担当。

◎8月8日(金)11:00~11:30/13:00~13:30/15:00~15:30
小林 正規
千葉工業大学惑星探査研究センター副所長・主席研究員/『MMX』ダストカウンター(CMDM)開発責任者
世界初!火星リング発見をめざして!
『ダストカウンター(CMDM) 』
衛星周辺のダスト環境を明らかにするための装置です。
大きさ10μm以上のダスト存在量を計測し、ダストを生成する天体衝突頻度や、衛星へのダスト再集積現象について調査します。
Masanori KOBAYASHI
岡山県生まれ。愛媛大学理学部卒業、同大学院修士課程修了。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(理学)。PERCでは惑星探査機に搭載する科学機器の研究開発に取り組む。近年は、木星氷衛星探査機『JUICE』搭載ガニメデ・レーザー高度計、水星探査機『BepiColombo』搭載ダストモニター、彗星探査機『Rosetta』着陸機「Philae」搭載ダストモニターも担当。

「楽しんだもんがち宇宙展」supported by 太陽ホールディングス
- 日時:2025年8月1日(金)~8月11日(月・祝)10:30~17:00(最終入場16:30)
- 場所:千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス(東京ソラマチ®8階) 特設会場
- 詳細ページ:https://www.taiyo-hd.co.jp/lp/brand/
- 参加方法:申込不要、当日参加可能、全エリア無料
※イベントの内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承ください。
担当:下山 亜希子
千葉工業大学 惑星探査研究センター広報担当