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 第6回 DESTINY⁺ Science Working Team(SWT)Meeting 開催&参加報告

会議の集合写真

 2025年9月30日(火)・10月1日(水)の2日間にわたり,「第6回 DESTINY⁺ Science Working Team(SWT) Meeting」 を,千葉工業大学 東京スカイツリータウンキャンパスとZoomを併用したハイブリッド形式で開催しました.

本ミーティングは,ApophisやPhaethonを含む複数の小惑星へのフライバイを計画する DESTINY⁺ミッションに関する国際会議であり,日本および海外から計34名の研究者が参加し,プロジェクトの進捗,サイエンス計画,今後の課題について活発な議論が行われました.

 会議では,軌道設計や探査機システム,サイエンス活動の最新状況に加え,搭載カメラ(TCAP・MCAP)の開発やPhaethonの地上観測,隕石加熱実験,ダストアナライザー(DDA)の開発・校正の進捗など,多岐にわたる報告と議論が行われました.また,Apophisに関する招待講演や今後の課題の検討も行われ,国際的な連携のさらなる強化が期待されます.

次回のSWT Meetingは,2026年2〜3月ごろに開催予定です.

詳細につきましては,以下のウェブサイトをご覧ください.

https://www.perc.it-chiba.ac.jp/meetings/D+SWT/Welcome.html

展示されているDESTINY+観測機器の模型 (左から順にTCAP, MCAP, DDA)

 また,会場の千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパスのArea IIには,DESTINY⁺に搭載される観測機器 TCAP・MCAP・DDA の実寸大模型が展示されています.以前から展示の存在は知っていましたが,実際に見てみると,とても丁寧かつ美しく作られていて,思わず見入ってしまいました.お近くにお越しの際は,ぜひお立ち寄りください.

最後に,本会議を代表として牽引してくださった所員の木村さんに,あらためて感謝いたします.

(岡本尚也)