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IDP2024シンポジウム報告

2024年2月26日(月)から28日(水)まで,千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパスにて,「地球飛来ダストとその母天体に関する国際シンポジウム2024 "PERC Int'l symposium on Dust & Parent bodies (IDP2024)"」を開催いたしました.

本シンポジウムは,ふたご座流星群の母天体である小惑星Phaethonの探査計画DESTINY+ミッションをJAXAと共同で推進していることを背景に,我々PERCが毎年開催しているものです.2018年から毎年開催され,今年で7回目の開催となります.毎年テーマを設け,地球に飛来するダストとその母天体に関する最新の研究成果と研究手法について,それぞれの専門分野の方々に講演いただき,最新の知見と課題を共有しています.今年のテーマは「固体天体からのナトリウム放出: 小惑星、彗星、水星、月、流星」(英語タイトル: Na emission from solid bodies; asteroids, comets, Mercury, Moon and meteors)でした.一部の招待講演者を除き現地での対面形式で行われ,合計54名の方々が参加されました(リモート招待講演者3名を含む).理論,地上観測,およびその場計測などそれぞれ手法の特徴を把握しながら多面的に活発な議論が展開されました.また,今年は久しぶりに懇親会が開催され,スカイツリー内にある「世界のビール博物館」にて,皆さんと一緒に親睦を深める楽しい時間を過ごすことができました.

詳細につきましては,シンポジウムのウェブサイトをご覧ください.

(岡本尚也)