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第16回能代宇宙イベント

11月21日~23日に秋田県能代市において能代宇宙イベントを開催し,運営に携わってきました.

能代宇宙イベントは、糸川英夫博士による道川海岸でのペンシルロケット打上げ50周年を記念して、2005年より秋田県能代市のご支援、ならびに地元の方々のご協力のもと、毎年8月に能代宇宙広場(秋田県能代市旧浅内第三鉱さい堆積場)ならびに落合浜海水浴場跡地を会場に開催してきました.

大学生によるロケットの打上げや、缶サット(小型模擬人工衛星)のフライバックおよびランバック競技会、高校生によるモデルロケットを用いた全国大会、中学生によるモデルロケット秋田県大会、小学生へのロケット教室などを実施することで、宇宙への関心を高めるとともに、宇宙教育の促進を目指す、全国最大規模の宇宙教育プログラムとなっています.

例年、大学生だけで500名の参加者を擁し、中学生、高校生ほか一般を含めると800名の参加者を見込んでおり、8月中旬のお盆休み期間中を目途に開催をしてきましたが、令和2年度は年度当初よりコロナ禍による緊急事態宣言の発出、それに伴い、全国的に大学生の教育活動、課外活動が制限されたことから、例年通りの8月中旬開催を延期し,11月に開催する運びとなりました.

例年より参加学生数は減少したものの、当初予定していたハイブリッドロケット打上実験、缶サット競技を実施し、万全な感染症対策を施したことによって開催事前、事後においても一人の感染者を発生させることなく、成功裏に幕を閉じることができました.

来年度は社会情勢が好転し,8月に例年通りの規模で開催できることを心より祈っています.(前田恵介)