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PERC主催の国際シンポジウムIDP2020を開催しました

2/25(火)〜27(木)に、千葉工業大学 東京スカイツリーキャンパスにてPERC主催の国際シンポジウム“PERC International Symposium on Dust & Parent Bodies 2020(ダストと母天体に関する国際シンポジウム2020、IDP2020)”を開催しました。新型コロナウィルスによる昨今の状況のため、開催には慎重な判断が求められましたが、現地参加人数が数十名程度と比較的小規模であり、さらにWeb会議アプリを用いた遠隔参加の推奨や、コーヒーブレイクや懇親会での飲食物の提供方法の工夫、アルコール消毒スプレー及びマスクの提供など、感染リスクを最小限にする対策をとった上で開催する運びとなりました。

本国際シンポジウムは、2018年の第一回から数え、今回で三回目を迎えます。本年は、人工衛星や惑星探査機に搭載するカメラの開発及びその観測データを用いたサイエンスをメインテーマに据え、現地・リモート参加合わせ国内外から60名ほどの研究者が参集しました。開発や運用の苦労話・教訓など、論文を読むだけではわからない貴重な話が多数紹介され、大変に有意義な会になったと思います。現在、PERCではJAXAと共同で検討を進める「深宇宙探査技術実証機DESTINY+」計画[リンク貼付]のために、小惑星追尾望遠カメラ(TCAP)とマルチバンドカメラ(MCAP)を開発しています。今回のIDP2020で得られた様々な知見や人的繋がりは、PERCでのカメラ開発とそのサイエンスをより洗練されたものにする一助となることでしょう。

(平井)

シンポジウム後に撮った集合写真