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「メテオ」プロジェクト、ただいま地上運用訓練中!

国際宇宙ステーション(ISS)流星観測プロジェクト「メテオ」では、ISSへの打ち上げを来月に控え、地上での運用訓練を行っています。惑星探査研究センター(PERC)内にある運用管制室では、NASAのネットワークを介してISS上の流星観測カメラに指令を送り、制御を行うと共に、ISSから降りてくる観測データを確認することができます。
カメラがISSに打上げられるとすぐに観測が始められるわけではありません。決められた手順に従い、宇宙飛行士が米国実験棟内の観測用窓にカメラを設置し、カメラの動作確認やレンズの焦点合わせを行います。その際、我々はPERCの運用管制室から、NASAの音声回線を通して指示を出したり、質問に答えたり、宇宙飛行士の作業をサポートします。宇宙飛行士やNASAの複数の地上管制官の会話が飛び交う中、迅速かつ明瞭で的確に応答する必要があるため、事前の運用訓練が非常に重要です。今日も早朝から本番さながらの運用訓練でしたが、めまぐるしい英語のやりとりに緊張しっぱなしの2時間でした。慣れるのにはまだしばらく時間がかかりそうです。ファイト!

(荒井朋子)