研究員ブログ

[2019/05/22] 南鳥島沖・深海調査航海

2019.5.15~2019.5.28まで航で小笠原の南までいってまいりました、松本亜沙子です。

今回は小笠原から乗船ということでしたので、竹芝桟橋からおがさわら丸で現地に移動しました。ちょうど低気圧が通過直後でしたので、ちょっと揺れるかもしれないという予報でした。実は乗船メンバーが全員おがさわら丸利用移動なので、これが欠航してしまうと調査航海自体が何もできないまま終わってしまうので無事移動出来て安心しました。

レインボーブリッジの下を通過中

レインボーブリッジの下を通過中

 

通常小笠原に行くにはおがさわら丸しか交通手段がないので、乗船チケットも往復買う方がほとんどだと思います。しかし、研究船に関しては、行きだけおがさわら丸、帰りだけおがさわら丸ということが起こります。今回は、航海の研究者が小笠原で下船し、我々が小笠原から乗船という研究者チェンジでしたので、私たちは行きだけのチケット組でした。

チケットはバーコードを見せてスキャンする形になっています。ほとんどの人は予約すると思うのですが、おがさわら丸出港当日に竹芝桟橋で乗船チケットを購入することも可能です。ただ、沖縄などと異なって、小笠原の物資はおがさわら丸で運んだものだけで、帰りの便は一週間後、宿も限られており、野宿キャンプが禁止されているので、思いついてふらっと行くだけ行ってしまうととても大変かもしれません。小笠原着から乗船までは、小笠原にしか存在しない岩石などの地質巡検や、乗船してからの打ち合わせやセミナーなどを行いました。

研究船乗船の時は通常は港の岸壁から乗るのですが、今回港には竹芝から乗ってきたおがさわら丸が停泊しているために研究船が着岸する場所がなく、沖にいる船に漁船で移動して縄梯子を上るというレアな乗船をしました。

右奥がこれから乗る研究船、左側の漁船で船まで移動します

右奥がこれから乗る研究船、左側の漁船で船まで移動します@小笠原二見港

以前、船での食事が豪華になったというブログを書いたのですが(http://www.perc.it-chiba.ac.jp/researcher/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E6%BA%9D%E6%B2%96%E3%83%BB%E6%B7%B1%E6%B5%B7%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E8%88%AA%E6%B5%B7.html、今回の船は食事の量が超豪華であることで有名で、和食のシェフと洋食のシェフが両方いて、お互いに話をしないでメニューが決まっているのではなかろうか、という疑惑が冗談でされるくらいです。また、今回私は時間のずれる早飯組だったため、朝7:00、11:30、16:30でした。では、どのように量が豪華だったのか一例をご覧ください。

ちゃんぽん、中華ちまき、マヨサラダ、煮魚、フルーツ+ご飯

ちゃんぽん、中華ちまき、マヨサラダ、煮魚、フルーツ+ご飯

写真画面に入りきっていないのですが、これにご飯がお替り自由でつきます。ちゃんぽん、中華ちまき+ご飯?という疑問は皆が感じているところです。私は毎回ご飯までたどり着けませんでしたが、学生さんなどはしっかりご飯x3まで食べておりました。

さらに、船は途中で何か欲しくなっても買いに出ることができないので、経験を積むにつれて、念のため・こんなこともあろうかと、で積み込み荷物(調査用具だけではなく食料も)が多くなる傾向にあります。夕ご飯が16:30なのでこれだけ食べてても空腹になりさらに夜に食べてしまう人が多くみられ、そのため若い人が船に乗ると普段よりも食生活が充実するので必ず太るといわれています。

今回一番困ったこととしては、携帯の電波がまったく届かない海域まで行っていたので、インターネットがほぼ使用できず、ニュースは一日に二回ほど届くFAXニュース(A4で2枚)に依存しておりました。もちろん衛星放送も届かないので、船内でのテレビは録画したものを再生したものが流れています。食事の時に3回くらい同じドラマの同じ回を見ました!

ネット接続問題という細かい不自由はあったものの、はじめての有人潜水船調査航海でしたので、いつもの無人潜水船での調査とは異なっており学ぶことも多く、とても実りある航海でした!関係者すべての人に感謝です。

南鳥島沖付近

南鳥島沖付近

(松本亜沙子)

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