研究員ブログ

[2018/05/16] スタートラッカーがリュウグウを捉える

「はやぶさ2」に搭載されたスタートラッカーがリュウグウの撮影に成功したという報告がありました.先日は光学航行カメラ(ONC)でも撮影に成功しています.すごいぞ,リュウグウは本当にあったんだって感じです.

http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180515/

 

ところで,スタートラッカーって何でしょう?

宇宙空間にいる探査機は,自分の姿勢を確認するために星を使います.カメラで撮影した星空から星の分布を推定,それと星図とのひかくから自分がオリオン座の方向を向いているのか,北斗七星の方向を向いているのか…などを特定します.大航海時代に星を頼りに船の方向を確認していたのと似ていますね.

スタートラッカーは,太陽電池パネルやリュウグウを観測するためのカメラとは違う方向を向いています.これは,スタートラッカーは暗い星からの光を捉えるようにできていて,太陽や,太陽光を反射するリュウグウ表面のように明るいものを見るためのものではないためです.カメラや,他の観測機器が観測したり,地球と通信したり,発電したりしている間にもスタートラッカーは星空(?)の様子を観測し,探査機が向いている方向を確認しているのです.

 

ページの先頭へ